鼻血とは?
鼻血とは鼻腔(びくう)の血管が破れて出血することをいいます。「腔(くう)」とは体内で空になっているところを言いますから、鼻腔とは鼻の内部のことです。同様に口の内部を口腔(こうくう)といったりしますね。医学的には鼻血とはいわずに鼻出血(びしゅっけつ)と言います。
鼻血が出るのはどんなとき?
鼻血が出るのは、鼻をこする・ほじる・かむ・すするなどの行為によって、鼻の粘膜が傷ついたときです。風邪やアレルギー性鼻炎になったときは鼻水が出たり、鼻が詰まったりと違和感があるので、つい鼻をいじってしまいがちですが、鼻血の原因になりますのでできるだけ触らないように気をつけましょう。
鼻血が止まると血管が再生しますが、止まってすぐは血管がまだ細くて弱いので、再び鼻血が出やすい状態にあります。この状態で激しい運動をしたりすると、血流が早くなり血管が破れて、また鼻血が出てしまうこともあります。鼻血が出たあとはしばらく安静にするのはこのためです。
鼻血はどこから出るの?
鼻血の大半は鼻中隔(びちゅうかく、鼻の穴を左右に分けるしきりの部分)の前方にある「キーゼルバッハ部位」というところから生じます。この部位の名前は、ドイツの耳鼻科医ヴィルヘルム・キーゼルバッハに由来します。
キーゼルバッハ部位は、鼻に指を少し入れたときに内側(鼻中隔)に指先が触れる中央の硬い部分です。
鼻腔は血管が密集していますが、特にキーゼルバッハ部位は血管の密度が高い場所で、しかも血管を覆う粘膜も薄いところです。さらに鼻の入り口に近いので、外からの衝撃を受けやすいのです。
注意!病気が原因で鼻血が出ることも
たいていの鼻血は一時的なもので大きな問題はありませんが、まれに気をつけなくてはならない鼻血があります。
鼻を触ってもいない、傷も無い、鼻の中がはれているわけでもないのに突然・頻繁に鼻血が出る場合、体内に腫瘍ができていたり、血液の病気にかかっているなどの疑いがあります。疑わしいときには素人判断せずに、かかりつけのお医者さんに行くなど医療機関で診察を受けることをおすすめします。